思ったよりも辛かった。
ダメージが大きかった、泣けてきて困りました。
執刀医から聞いた話と、そのあとに見たふーみーの姿。
すっかり弱りきって、声が出せない。酸素マスクをつけながら苦しそうにえずいて泣くんです。
薄い瞼は真っ赤、唇は真っ白。細い指がりんちゃん(旦那さん)の手を求めて弱弱しく空をかく。
痛くて痛くて泣くんです。
でも痛み止めを流すと、その副作用で吐き気がひどくなるみたい。
寝返りと打つことも出来ず(床擦れが起きるので3時間おきに看護婦さんが身体の向きを少しずらす。とても痛い様子)、時々痰をティッシュに出して、いたいきもちわるいと泣く。
ぜんぶ言葉にはならない。
りんちゃんはずっと、優しい目でふーみーの手を握り、多分7時間位そうしていました。
でも夜には帰らなくちゃいけないわけだから、
ふーみーは今頃泣いてないかと心配です。 痒いところは無いかな、誰もかいてあげられないよ。
一人の夜はどんなにか辛いだろう。
でもりんちゃんもきっと相当辛い。
今回摘出した器官、
二つあるうちの一つはもう完全にダメでした。
もう一つも本当は摘出しないとならない状況だったけれど、歳の若いことを考慮されて使えそうな部分だけが残された。
でもそれだってタイムリミットは迫っている。
正直機能しているのかすらあやしいですと、先生は言っていた。
命に関わることでは無いけれど
命を紡ぐことはもしかしたら難しい。
りんちゃんがいてほんとに良かった。ふーみーひとりではきっと耐えられなかったと、
他の誰でもないりんちゃんの手を求める細い手を見て思いました。
何度思っても足りないくらい、りんちゃんは「いい男」なのだ。
どうぞ、深い穏やかな眠りがふーみーを食べてしまいますように。
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