2008年6月2日月曜日

緑陰に透ける

もし一人暮らしをすることになったら、
周りにどんなカフェがあるかとか、スーパーはきちんと安いかとか、おいしい匂いのするパンやさんはあるか、などと並んで、
5本の指にはいるくらいに気になるのは
近くに図書館があるか、です。

ちょっと長めの散歩コースくらいがいいかな。
「耳をすませば」のように、駅を超え街を一望できる階段を降りた先、なんて小出掛け的要素をもつのも乙女の憧れですが、電車にのらなくていい距離に、やっぱりひとつはほしいです。


きれいな図書館がいいなあ。
きれいというのは、新しいとか明るいとかではなくて、
色や匂いや形に自分が「きれい」だなあと思えるかということ。

私の住んでいる市にある一番大きな図書館、中央図書館。
古くからあるものだと思いますが私はここが結構好きです。
レンガ造りの四角い建物に一面のおおきなガラス、周囲のぐるりを緑が囲み、
天井が高いのも、建物内が薄暗いのもお気に入りの条件です。

ふらっと行ける距離でなく、駅からかなり歩くのですが、大学受験の年は友達と二人でよくよく歩いて勉強をしに通っていました。
塾の自習室の方が駅から近いし、環境だって整っているのですが、休みの日、歩く時間がある日は図書館に行くんです。
とても自然なことでした。
ちょっと前の映画の上映会をしていたり、絵画展をやっていたりするところなんかも好きだった。
夏休みだって、猛烈に暑いのに、暑い暑い言いながら通いました。
勉強詰めの平坦な毎日のなかでは、図書館までの道のりすらもちゃんと貴重だと愛しく思えていたと思うのです。


話は変わりますが、今更下の記事をみると
余白部分が動揺を体言しているようでおもしろい あほがいる

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