2008年5月11日日曜日

「パンセ」より

いま私、とても、とても、悩んでいます。
あんまり悩みすぎて適切な判断ができないところまで来ている自覚があります。

人間には、悩まなければいけないときがあって、
決断しなくてはならない瞬間があって、
日常の小さな、または節目となる大きなソレの繰り返しでこの一つの小さな体は進んでいきます。

今がそうなのだろうな~~

これほどまでに、周囲を巻き込んで悩むというのも、ちょっと貴重な体験です。
見ず知らずの方のご実家に電話をかけて自己紹介して説明して、そうして連絡先を聞いてまた電話をかけて説明して、悩む要素を解決してゆく・・この繰り返し。
こうして文字で書くと、オイオイ何をしでかしてるんだ。感が増しますが
何てことはないOG訪問です。笑

考えすぎのぼーっとした頭をかかえ、お風呂で寝こけていたのですが、
目が覚めた瞬間、パスカルの有名な一文が脳裏に浮かびました。
「人間は考える葦である」

「人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である」
「すべての人間は幸福を求めている。これには例外がない。その手段がいかに異なっていようとも、みなこの目的に向かっている。意志は、この目的に向かってでなければ、一歩も前へ進まない。これはあらゆる人間の、みずから首をくくろうとする人に致るまでの、あらゆる行為の動機である」


パスカルめー、するどいところついてくるんじゃんかよお・・・!パスカルのくせしてよお・・・(←?

人間の尊厳の全ては、考えることの中にあり、というわけです。

決断までの期間ももはやないし、(本当は今日だったんですが、延期して頂いてしまった)
こればかりに捉われていられない用もあるのですが、
さっきも書いたように、悩んで決めた道を、
人生で一つしか与えられなかったこの体が進むわけです。
どう決断したにせよ、
私はもはや迷ってはいけないし、誰のせいにもできない。
それは一番、何よりも私が不幸なことです。

風に耐えながら考える葦!

0 件のコメント: